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Xcodeのユーティリティエリアの使い方[ソースファイル表示時]

公開日: : 最終更新日:2014/06/01 Objective-C


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本エントリーでは、Xcodeの「ユーティリティエリア」の使い方を説明させていただきます。

利用しているXcodeはXcode5(5.1)となります。

本エントリーの内容は以下の内容となります。ストーリーボード表示時の使い方は次エントリーにさせていただきます。

  1. ユーティリティエリアの概要
  2. ソースファイル表示時の使い方

 

1 ユーティリティエリアの概要

ユーティリティエリアの構成

ユーティリティエリアは大別すると2つの部分から構成されています。

  • Inspector pane(インスペクタ パネ)
  • Library pane(ライブラリ パネ)

スクリーンショット 2014-05-27 12.04.32

Inspector bar(インスペクタセレクタバー)に表示されるボタンは、
エディタエリアに実装ファイルやヘッダーファイルが表示されている時と、
ストーリーボードが表示されている時では異なります。

Library bar(ライブラリセレクタバー)はどちらが表示されていても同じ内容が表示されます。

ストーリーボードが表示されている時

スクリーンショット 2014-05-28 19.23.12

ソースファイルが表示されている時

スクリーンショット 2014-05-28 19.19.57

各ボタンの詳細な説明は後述させていただきます。

Inspector pane

エディタエリアで、表示または選択されているストーリーボード、UIコンポーネント、ソースファイルに
対応する情報を、表示、編集できます。

Library pane

利用可能なライブラリを表示します。色々なライブラリがあります。

2 ソースファイル表示時の使い方

インスペクタセレクタバーとライブラリセレクタバーの各ボタン

各ボタンの名前は以下のようになります。
スクリーンショット 2014-05-27 15.29.21

File Inspector

File Inspector(ファイルインスペクタ)の画面は以下の通りです。
スクリーンショット 2014-05-27 17.28.08

Identity and Type

Name、Type、Locationが指定できます。
Nameはファイル名です。

Typeはファイルのタイプが指定可能です。
スクリーンショット 2014-05-27 17.37.30

Locationは対象ファイルのパスをどう指定し、解決するかを指定します。
Locationのコンボをクリックすると以下の選択肢が表示されます。
スクリーンショット 2014-05-27 18.49.41

「Absolute Path」は絶対パス
「Relative to Group」はファイルが属するグループ(直に属する)からの相対パス
残りの「Relative to  Project」、「Relative to Developer Directory」、「Relative to Build Products」、「Relative to SDK」も相対パスの基準となるパスを何処に指定するかだけの違いです。

実際のファイルの関連付けは、以下の画像の赤枠部分をクリックし、
表示される「Finder」で関連付けしたいファイルを選択します。
スクリーンショット 2014-05-28 19.39.51

プロジェクトやフォルダの移動等を行った後に、Xcodeが覚えているバスと
実際の格納先パスに相違が発生した場合にこの機能を利用して整合性を取ります。

Target Membership

プロジェクト内に複数のターゲットが存在する場合で、かつ現在選択しているファイルを
他の任意のターゲットにも属させたい場合に、任意のターゲットにもチェックを入れます。
スクリーンショット 2014-05-27 17.28.08

Text Settings

設定できる項目は以下の通りです。

  • テキストのエンコーディング(Text Encoding)
  • 行の終端の文字コード(Line Endings)
  • インデント方法(Indent)

インデント方法に関しては、
インデントに用いる文字をSpacesにするか、Tabsにするか、
タブに対応するスペースの数、インデント時のスペースの数、
行の折り返し(Wrap Lines)自動的に行う、行わない
の選択が可能です。

スクリーンショット 2014-05-27 17.28.08

Source Control

ソース管理に関する項目です。
ソース管理に関しては画像のみとさせていただきます。
スクリーンショット 2014-05-27 17.28.08

Quick Help Inspector

そのまんまですが、クイックヘルプを表示するインスペクタです。

何も表示されていない(クイックヘルプの対象となる物が未選択)の時の画面は以下のようになります。
スクリーンショット 2014-05-27 19.45.12

上記画面の状態からUIViewControllerのどこかをクリックしてみます。
スクリーンショット 2014-05-27 19.45.12

すると、「Quick Help Inspector」にUIViewControllerのクイックヘルプが表示されました。
スクリーンショット 2014-05-27 19.51.55

 

File template Library

これも名前の通りですが、ファイルを作成するテンプレートのライブラリです。
テンプレートとして定義されたクラス等が手早く作成可能です。

作成可能なファイルの例

「File template Library」で作成可能なファイル例は以下の通りです。
これ以外に多くありますが、割愛いたします。

  • Objective-c class
  • Objective-c protocol
  • Objective-c test case class
  • Header File
  • C File
  • C++ Class
  • Storyboard

テンプレートの利用方法

作成したいファイルのテンプレート(Objective-C class Cocoa Touch)を選択し、作成したい場所(NavigationControllerSampleグループ)にドラッグ&ドロップします。
スクリーンショット 2014-05-28 12.10.25

すると、以下の赤枠の画面が表示されますので、Save As:”MyTemplateClass”、Tags:レッドを指定し
「Create」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-05-28 12.21.04

ファイル作成後の画面は以下のようになりました。指定したグループにMyTemplateClassが作成されました。
スクリーンショット 2014-05-28 12.30.56

Tags:レッドですが、Macのファインダで表示情報にマスクをかける時に利用できるタグです。
スクリーンショット 2014-05-28 15.31.22

Xcode上からは利用できないのかは不明です。

少しだけ簡単にファイルが作成できますが、
この機能の真価はカスタムテンプレート(自作のテンプレート)の追加ができることです。
この内容はどこかのエントリーで説明させていただこうと考えております。

Code snippet Library

Eclipseにもありますよね、コードスニペット。便利ですよね。
Xcodeでは、利用したいコードスニペットを選択後にドラッグ&ドロップして利用します。
ショートカットでコードスニペットを挿入することも可能です。

まずは、コードスニペットの新規登録の操作を行うことにより、設定できる内容を説明した後、
実際の利用方法を説明させていただきます。

Code snippetの登録方法

の様な、%dをログの出力フォーマットに保持するNSLogの出力処理をコードスニペットに追加します。

1.コードスニペットの一覧にドラッグ&ドロップし追加
以下の様に、対象コードを選択し、コードスニペットの一覧にドラッグ&ドロップします。
スクリーンショット 2014-05-28 15.25.06

コードスニペットの一覧の最後に「My Code Snippet」というTitleで追加されました。

2.追加されたコードスニペットを編集
「My Code Snippet」をクリックします。
すると以下のような画面が表示されますので、「Edit」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-05-28 15.34.56

画面は以下のように変わりました。
スクリーンショット 2014-05-28 15.43.05

画面の各項目は
Title:コードスニペットの一覧に表示されるタイトル
Summary:コードスニペットの一覧に表示されるタイトルの後ろに記載されるサマリー
Plartform:「All」、「iOS」、「OS X」のどれかを指定
Language:言語の種類(Objective-C、C、java等)を指定
Completion Shortcut:ショートカット
Completion Scope:コードスニペットの挿入可能な場所(複数指定可能)
コードスニペット:コードスニペット自体を指定します。

コードスニペットに、<# #>で囲んだ文字列を入れておくと、Objective-Cの標準関数の入力補完で、
引数のデフォルト文字列にタブで移動できる操作と同じことができるようになります。

各項目を以下のように変更して「Edit」ボタンをクリックしてください。
分かりにくいですが、コードスニペット自体の”回数は”の文字列は<#回数は#>に変更しています。
スクリーンショット 2014-05-28 16.00.59

3.追加されたコードスニペットの格納場所
追加されたコードスニペットは
~/Library/Developer/Xcode/UserData/CodeSnippets/
に格納されます。

Code snippetの利用方法(ドラッグ&ドロップ)

「My Code Snippet」をドラッグ&ドロップで挿入してみます。

まずは、「My Code Snippet」を選択します。この選択が結構めんどうです。
Myだとまだ見つけやすいですが、Objective-Cなにがし、なんていっぱいあります。

当然、簡単に選択する方法が2つあります。
・MacやWindowsのエクスプローラーと同じように一覧を選択して、TitleとSummaryで検索
この方法だとObjective-Cなにがしにピタリと移動するのは結構難しいです。

・検索機能を利用してTitle, explanationを対象に検索
以下の画像の赤枠部分にTitleまたはexplanationを入力して検索することが可能です。
スクリーンショット 2014-05-28 16.17.44

「My Code Snippet」を挿入してみます。
スクリーンショット 2014-05-28 16.22.14

うまく挿入されました。なおかつ”回数は”が選択された状態になっています。<#回数は#>がちゃんと効いています。
Tabキーを叩くとこの部分の入力が可能になります。
インデントされないのは不本意ですが・・・
スクリーンショット 2014-05-28 16.23.53

Code snippetの利用方法(ショートカット)

今度は、ショートカットを利用してコードスニペットを挿入してみます。
My Code Snippetの「Completion Shortcut」の値はmycodeを指定していましたので、
コードエディタ上でmycodeと入力してみます。

と思ったのですが、myまで入力した時点でmycodeしか候補が無くなってしまいました。
スクリーンショット 2014-05-28 16.32.56

コード補完を確定させると以下の画像のようになりました。こちらはインデントされるんですね・・・
スクリーンショット 2014-05-28 16.34.55

Object Library

画面コンポーネントを選択して、画面やストーリーボードにドラッグ&ドロップで追加することができます。

「Object Library」につきましては、
「Xcode5で画面コンポーネントを利用するための基本」が参考になると思います。

Media Library

メディア(イメージ)がプロジェクトに存在していない場合は以下のように表示されます。
スクリーンショット 2014-05-28 18.44.25

スイカ.jpegとリンゴ.jpegを含むimagesフォルダをプロジェクト直下に追加します。
スクリーンショット 2014-05-28 18.56.18

登録のオプション画面が表示されますが、Media Libraryに表示したいだけなので、何も変更せずに「Finish」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-05-28 18.58.40

スイカ.jpegとリンゴ.jpegが表示されました。
スクリーンショット 2014-05-28 19.01.24

2つしかイメージが無いので、全く意味ないですが、検索も確認してみます。
スイで検索してみました。
スクリーンショット 2014-05-28 19.03.36

「Xcodeのユーティリティエリアの使い方[ソースファイル表示時]」は以上です。


Xcodeのユーティリティエリアの使い方[ストーリーボード表示時の「File」,「Quick Help」,「Identity」]
に続く


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