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iOS7開発者向けお勧め本紹介[レベルアップObjective-C]

公開日: : 最終更新日:2014/06/24 お勧め本


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まだまだXcode5(iOS7対応バージョンのアプリケーション開発用の統合開発環境)に対応している書籍は多くないです。
という事で、Xcode5に対応した以下の本を紹介させていただきます。

お勧めするに足るとの結論に至ったポイントを3つ記載いたします。

  1. レベルアップと銘打ちながらも、他の言語での開発経験がある程度あれば本書から学習してもOK
  2. 今後は、より利用が活発になるであろCore Dataの解説が豊富
  3. メモリー管理に関する考え方、注意点の記載が豊富
  4. 利用者のUX(user experience)に多大な影響を及ぼすマルチスレッド処理の記載が豊富

と、いきなり4つになってますが・・・、まあ掴みそこねと言う事で・・・

1 レベルアップと銘打ちながらも、他の言語での開発経験がある程度あれば本書から学習してもOK

「第1章」Xcodeの基本をマスターしようでは、Xcodeの入手方法から、基本的な使い方を解説していますので、EclipseやVisual Studioでの開発経験が有る方はもとより、CやJacaを少しかじったことがある方であれば、Xcode5の基本がマスターできます。

ただし、メソッド、クラス、Objective-C独特のメソッド定義法、メソッドの呼び出し記法についての説明はほぼ有りませんので、この点だけはレベルアップObjective-Cとの題名は正しいと感じます。
逆に言うと、本書を読む前に、それらに対する知識を身につけていれば本書から学習してもOKです。
と言っても、この本を普通に読み進められる程度の予備知識(Java、C++、C#等の多くの言語知識が豊富)があるのであればそんな準備は皆無です。

「第2章」ではデバッグ、リファクタリング、Gitの利用方法の基本的な解説があり、実践的な知識を身につけられます。だだ、ユニットテストの部分に関しては物足りない感が否めないです。この知識を得たからと言って実務には使えません。紙面の都合もあるのでしょうが、そうであれば思い切って、ユニットテストの部分はやめて、他の部分の充実に当てていただきたかったです。あくまでも個人的な意見です。

2 今後より利用が活発になるであろCore Dataの解説が豊富

「第3章」では6つの基本型の説明の後、実際の利用方法やコレクションクラスの解説、どんなプログラムでも良く使う文字列操作の解説があります。
第3章まで読み終えると、簡単なCUI(character user interface)のプログラムが書けるようになると思います。

「第4章」では、今後更に利用するシーンが増えて行くであろうCore Dataに関する記載と、iCloudを介したファイル共有にまで踏み込んだ説明があります。特にiCloudを介したファイル共有は細かい所まで説明されています。
また、「第3章」までで説明した内容のみで、殆どの読者が「第4章」を読み切れる様に章立てが構成されているのは非常に好感が持たれます。(スイマセン、なんか上から目線な言葉で、他に良い表現ないっすかね?)

3 メモリー管理に関する考え方、注意点の記載が豊富

「第5章」では、ARC(Automatic Reference Counting)を利用したメモリ管理手法に関する記載があります。私が強調したい所は、実際にInstrrumentsツールを使ってメモリーリークの検出方法を説明している点です。本書では循環参照を例として、検出を行っていますが、Instrrumentsツールを使いこなすようになるトリガーになるには十分な説明であると思います。

4 利用者のUX(user experience)に多大な影響を及ぼすマルチスレッド処理の記載が豊富

最後の「第6章」では、マルチスレッド処理に関す記載があります。現在では、アプリ開発では、マルチスレッド処理を避けて通れないことがほとんどです。本書では、Objective-Cにおけるマルチスレッド処理の基本を網羅的に説明してあります。コードのサンプルと実行した時の実行結果例も非常に分かりやすいです。iOSでマルチスレッド処理を実装する為の基礎知識を得るのに十分な内容です。
私が強調したい部分は、ページ321にある

なお、マルチスレッド処理は行わなくても良いのであれば、マルチスレッド処理は明示的に行わないのが最前の選択です。どんな方法であれ、マルチスレッド処理を入れると、コードの複雑さは増しまいます。

との記載です。とっても含蓄に富んだお言葉です。少しの処理速度向上の為に、安易にマルチスレッドを利用するのは愚の骨頂です。まあ、俺は何百回も同じ様な処理を組んでるんだ。万が一ミスっていたって自己レビュかユニットテストで検出できる!、みたいな強者には釈迦に説法ですが・・・

とザクッと中身を紹介させていただきましたが、本書にはGUI部分の実装の内容は存在していませんので、この部分については他の書籍、もしくはNET上の情報で知識を補う必要がありますが、実際のアプリ開発に活かせる内容が満載です。

1冊本読んだだけで、誰でもサクサクアプリケーション作れるようになったら、世も末です。
こちとら仕事あがったりですが、GUI部分以外は、必要な知識へのとっかかりを全て網羅している本であると言え、Xode5でiOS7のアプリケーション開発を初めようと考えている方は、間違いなく買って損無しです。


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